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アルバム『Gingei -銀鯨-』レコーディング参加アーティスト紹介

2019.10.1

こちらでは今回のアルバムに参加していただいたアーティストの皆さんを、

レコーディング・エピソードなど交えながらご紹介いたします!!

 

 

まずは、ピアノ 阿部篤志さん

 

 阿部さんとの出会いは学生時代、私がお手伝いに行っていたコンサートの控え室でのことでした。休憩中にWBCの中継を楽屋のTVで観戦しながら、阿部さんの野球愛に触れる時間を過ごし、その素敵なお人柄に魅了され、後日別所でのライブに伺いました。ピアノから繰り出される音の一つ一つがまるで色を帯びるように広がった瞬間、世界は阿部さんの音で支配されていくようでした。普段からユーモア溢れる方なのですが、繰り出されるコンピングは、共演者の音の周りをくるくると跳ねまわったり、驚かせたり、思わず笑顔になってしまいます。

 

 このアルバムの中でも、阿部さんの静と動、多彩な色使い、流れの緩急が散りばめられていて、何度聞いても、新発見が止まらない素晴らしい演奏を披露してくださっています!!私も、もっと阿部さんの音を知るために、たくさん聞こうと思います!!

 

 

次に、ベース 内田義範さん

 

 内田さんとの出会いもまた学生時代のことでした。地元の山口県下関市で行われた中高生のコンサートにお互いゲストで出演しており、私はクラシック・クラリネット奏者として、内田さんは東京から来関したジャズグループのリーダーとして出演されていました。その時は知らなかったのですが、驚くことに内田さんと私は、“山口県立豊浦高等学校”の先輩と後輩という関係だったのです。そういう巡り合わせもあり、その後数年間縁が続き、今回のアルバム制作の話が決まった時、いの一番に相談させていただいたのが内田さんでした。レコーディングを快く引き受けてくださった上に、阿部さんと髭白さんとの共演の場までプロデュースしてくださいました。

 

 そしてレコーディングの場では、楽曲ごとにこだわりのベースの音を追求し、バンドのサウンド作りの根幹となってくださいました!個人的なオススメポイントは鯨の鳴き声のようなベースライン。皆様、ぜひ探してみてくださいね!

 

 

そして、ドラム 髭白健さん。

 

 髭白さんとの出会いは、まさに今回のレコーディングが決まってから、リハーサルのスタジオでのことでした。初対面にも関わらず、私の言葉を一言一言聞き逃さずにリハーサルに臨んでくださり、緊張がいつの間にか消えていったのを覚えています。そしてレコーディング時には、私がまだ言葉にしていないことも自然と汲み取ってくださって、エスパーなのではないかと、今でも驚くばかりです。

 

 今作での髭白さんのドラムの聞きどころは、たくさんあって迷うところですが、やっぱり「Talon Hauts」かな~。Gingeiも、La Terreも全部好きだけど、Talon Hautsだけは絶対に聞いて欲しいです!!

 

 

最後に、パーカッション 秋元沙代さん。

 

 さてさて秋元さんとの出会い、それは学生時代の授業でした!その頃からすでに様々な打楽器を駆使して演奏されていたのですが、ある日ウインドチャイムを自作したといって楽器を見せてくれた時は、なんて変わった人がいたもんだと感動しました。

 

 今回の作品の中にも、その自作のウインドチャイムをたくさん鳴らしてくれています!彼女が操る楽器の中で、雷の音が鳴る楽器があります。その名も「サンダードラム」。この楽器の音からインスピレーションを受けて作曲したのが、アルバムの1曲目に収録された「遠雷」という曲です。ふわっと温かな雷に包まれるような音が響きます。ぜひ秋元さんのパーカッションの音に、耳を澄ませてみてくださいね!

 

 

4人の素敵なミュージシャンとの出会いに心から感謝し、

その出会いのためにもこの作品が一人でも多くの方の心に届くよう祈っております!
是非CDをお聞きいただき、今後の4人の活躍にも注目して欲しいです!

 

相原雅美

 

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